令和2年7月4日の熊本豪雨の被害は、想像を遙かに超えたものでした。
菊池の地で学校に通い、直接の被害を経験しなかった本校の生徒たちから、
『被災地、被災された方々のために何かやりたい!!』との声。
生徒たちはすぐに、募金活動を始めました。
次に、被災地から靴が足りないという要望を受けて、
卒業生が寄付してくれた体育館シューズを洗って、消毒して被災地に送りました。
8月12日と8月18日の2回にわたり、私と本校生徒、職員延べ30人で人吉の豪雨災害地へボランティアに行ってきました。大変暑い中でしたが、皆で一生懸命作業をしました。
18日にはボランティアの様子が、「報道ステーション」で放映され、3年生の末廣さんが、インタビューに若者らしく答えていました。
募金活動や、靴などの必要物資送りに関わってくれた沢山の生徒たちにありがとう。
熊本県や、菊池市でもコロナ感染が確認され、何かと大変な状況ではありましたが、生徒、職員、保護者様に安心していただけるよう次の様な説明をさせていただきました。
熊本県南豪雨災害ボランティアについて
校長 荒木真紀子
7月の豪雨災害は未曾有の被害をもたらし、同じ熊本県民としても大きな衝撃を受け、誰もが何か被災地のためにしたいという思いを持ったと思います。
そんな中、生徒たちから、『現地にボランティアにいきたいです』という声を幾度となく聞きました。また、新型コロナ感染予防の観点から、ボランティアが県内在住に限られていることもあり極端な人手不足状態が続いています。熊本県知事からの学生ボランティアのお願い要請もあり、7月後半に菊池市社協、県のボランティアバスでの促しをいたしておりましたが、その後、菊池市でコロナ感染の確認で、菊池市の計画が延期になりました。そこで、『現地に行って何か役に立ちたい』という生徒たちの気持ちを大切にしたいと、本校独自でスクールバスを使って熊本県南豪雨災害ボランティアを行います。
特に今回は、新型コロナ感染拡大の懸念もあることから、本校のバスは本校生徒、本校職員のみ、現地では本校と30年以来の付き合いのボランティア団体ライオンズクラブにコーディネートを依頼して極力一般との接触を避けできる限り安全に行いたいと思います。
支援というものは、これだけで終わるものではなく時間とともに形を変えて継続していくことが大切だと思います。
これからも必要なときに必要なことをできる限りで実行継続していく気持ちです。
災害でお亡くなりになれた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げるとともに、住居もままならない、沢山の被災された方々の一日も早い復興を願うばかりです。
※写真は、靴送り、現地作業1日目、2日目の様子。
ホテルの1階が天井まで水につかり、全てが流されてしまった、人吉温泉ホテル『あゆの里』の女将、有村さんと。