「大切にすること・されること ~暴力という手段を使わない人間関係~ 」
講師 リ・スタートくまもと 富永 智子先生
DV…ドメスティックバイオレンス、とか、デートDVとかもうすっかり聞きなれた言葉になってしまいました。
私は、卒業生が結婚の報告に来た時に、必ず、聞く言葉があります。『お相手は、どんな人ですか?」ではなく、『その人はあなたを大切にしてくれていますか。」です。
恋心が愛に変わる瞬間は、好き好き、会いたい、好きだから嫌だけど我慢する、から、相手のことを大切に考え、相手をどうしたら本当に幸せにできるのかを考え始めた瞬間だと思います。ともに歩むパートナーとは、お互いに、感謝と尊敬で成り立つような愛を育みたいものですね。
★本校の若手お二人、数学の中村先生、情報の坂本先生が講座の一環として恋人同士に扮して、、彼氏と彼女のOK会話と、NG会話のお芝居をしてくれました。
エナジェティックにお話しいただいた富永 智子先生、暑い中に熱い講義、ありがとうございました。
~生徒感想文より~
〇暴力を受けている人, 被害者がほとんど女性と聞いて驚きました。何事にも力で解決するんじゃなくて、自分の言葉で相手に気持ちを伝えて解決することが大切だと思いました。
〇暴力で自分の思い通りにすることだけがDV(デートDV)だと思っていました。でも暴力だけじゃなくて束縛することなどもDVに入ると知りました。お互いに良い関係を築くためにもお互いのことを考えていく仲にしようと思います。
〇「暴力」は心と体の両方を傷つけるものだということ。みんなが大切な存在で傷つけられていい人なんて誰もいない。周りでだれか困っている人がいた時には「あなたは悪くない」と伝えて助けてあげたい。自分の気持ちを素直にNO!はNOと言う。
〇悩みがあったら、どこでも相談できる場所があるんだなと思いました。だから、一人で考え込まないようにしたいです。
〇講話を受ける前はニュースや新聞でみるだけで全く身近に思わなかったけど、今回の講話を受けて実際に身近にも起こり得ることや、周りの人や多くの人も被害に遭っていることを知った。もし友達など身近な人が困っていたらその人の役に立てるようになりたいと思いました。