NEWS&TOPICS

★青空の市民広場で★体育祭&学園祭★開催しました

朝はとても風の強い日でした。

でも、どこまでもどこまでも青い青い秋の空の下、

令和2年 11月14日 

コロナ感染がなかなか下火にならず、沢山沢山考えましたが、

室内でなく屋外であれば、三密を避けることができる、

と、工夫を凝らした本校のイベントを

沢山のお客様も招待して開催しました。

菊池市のふるさと創生市民広場の武光公銅像前を

大きな舞台として。

たくさんの学校行事が縮小された今年、

この日に向けて、

生徒たちは、とても一生懸命に

練習や、準備をしてきました。

「きくちを元気に」Let’s Cheer Up Together ~再進~

このテーマには二つの願いを込めました。

コロナからの再進を願って、菊池の方々の元気を届けたい、

また、毎月訪れている7月豪雨災害の地域の一日も早い復興を願って。

振り袖着付け  お三味線でおてもやん  一年生の集団行動   3年生創作ダンス  手話で絵本

2年生の日本剣道形   吹奏楽演奏   家庭科3年生による恒例kikujoコレクション  

バトントワリング部による演技「cheer up~前を向いて」  きくち女子舞  応援団演舞

 

きくち第二さくら保育園の園児様のお遊戯、平成音楽大学の皆様によるミニポップスコンサート、よさこい演舞、卒業生 高田さんの弾き語りコンサート、本校吹奏楽部コーチ所属のジャズバンドの皆様にゲスト出演をいただき、大成功の忘れられない一日となりました。

誰のせいでもない・・・コロナ感染症の蔓延・・・

自分の力ではどうすることもできない何者かによって、

今まで当たり前だと思っていたこと、

生徒たちの日々の活動、青春がなくなってしまう今の実情は、

母から聞いた母の時代の模様と似通っていると思います。

青春の時期を戦争のために、

沢山の制約の中で送らなければならなかった母たちの時代の人々・・・

それでもその中で色々な工夫をし、

小さな楽しみを見つけ、乗り切っていく・・・乗り越えていく・・・

これからコロナの状況がどうなっていくのかわかりません。

いつかは人間の知恵と科学の力が解決法を生み出し、

心配のない世の中を取り戻せる日が来ると信じたいです。

今日を迎えるに当たり、私達は私達にできる工夫を考え出し、生徒たちの日常を少しだけ取り戻すことができました。

私達の舞台の後ろにそびえ立つ菊池武光公の騎馬像は、菊池女子学園の創立者、故荒木修氏が菊池市長として菊池市にご奉仕していたときに作成されたものです。

父、荒木修は菊池女子高校の生徒たちのことが大好きで愛してやみませんでした。それと同時に、私達を育んだこの菊池の地をこよなく愛し、心から大切に思っていました。

菊池市の発展を夢に見て建立されたこの菊池武光公の騎馬像は、軍配は戦いの地に向けられていますが、顔は反対の方向を向いています。騎馬像としては他に例がないとも言われていますが、これは、自分の命をかけた戦いに臨むに当たり、ふるさとに残していく家族ときくちの民の幸せを願っての意味が込められているのです。

きくちの未来を願い完成したこの菊池武光公の騎馬像の前で、菊池女子高校の生徒たちが明るい笑顔でのびのびと楽しそうに輝ける青春の一ページを刻んだ今日の日を、故荒木修氏は天空よりさぞや喜んで見守っていたことでしょう。

今日の日の成功には沢山の方々のご理解と協力がありました。全てのことに感謝するとともに、どんな苦境にも諦めず、前向きに進んで行く私達でいたいと思います。

菊池女子高校 理事長・校長 荒木真紀子