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薬物乱用防止教育講演会

9月30日(水)6限目、全校生徒を対象に、薬物乱用防止教育講演会を行いました。

今年度は、学校薬剤師の平山秀幸先生をお迎えし、

「薬の正しい使い方」と「薬物乱用防止」の2点についてお話をして頂きました。

内容(ポイント)を簡単に振り返ってみましょう。

【薬の正しい使い方】 病院や薬局でもらった薬は正しく使いましょう!

★薬の使い方には決まりがあります。
用法(飲み方、飲む回数、飲む時間)
用量(飲む量や数)が決められています。

★全てのくすりには「主作用」と「副作用」があります
主作用 病気を治したり、軽くしたりする働き
副作用 本来の目的以外の好ましくない働き

→副作用かな?と思ったらすぐに医師または薬剤師に相談しましょう

★正しく服用するために
・薬袋を確認しましょう
・医薬品情報も確認しましょう
・薬を購入するときは必ず相談しましょう
・用法・用量、注意事項を確認しましょう

★薬はなぜ水で飲まないといけないのか (混ぜたらどうなる?の実験!!)
◎うがい薬+レモンジュース

うがい薬に含まれるヨウ素と、レモンジュースに含まれるビタミンCが反応  脱色

◎鉄剤+緑茶
鉄分と、お茶に含まれる成分(タンニン)が反応   黒く変色

◎重曹+グレープフルーツジュース
アルカリ性の炭酸水素ナトリウムと、酸性のグレープフルーツジュースが中和反応 発砲

くすりの中には一緒に飲んではいけない飲み物があります。一緒に飲むと薬が効きすぎて副作用が出たり、反対に効きにくくなったりすることがあります。

【薬物乱用防止について】

★薬物「乱用」とは薬物を社会のルールから外れた方法や目的で使うことです。
1回使っただけでも乱用になります!!

★薬物の所持・使用は法律で禁止されています。

★薬物への誘いは突然やってきます。誘われた時は、きっぱり断る!!
困った時は周りの人に相談しよう。

【講演を聞いての感想(一部抜粋)】

・主作用と副作用の違いが改めて分かりました。

・私は弟がもらった薬とか症状が同じだと思って普通に飲んでいました。でもそれはダメだったのでもうしないでおこうと思いました。

・薬を飲むときの7つの約束を守ろうと思いました。

・実験を見て、水以外のジュースやお茶で色が変わったり、泡になりビックリした。自分も水以外で飲んでしまうことがあるので、気をつけようと思った。

・私が小さいころ、祖母が「水か白湯で飲みなさい」と言っていたことを思い出しました。何でだろうと思っていたことが解決できて良かったです。

・実験のような化学反応が私たちの体の中で起こっていると考えると、今後は絶対に水で飲もうと思いました。

・危険ドラッグや薬物を乱用した人が、事故・事件を起こしニュースになっているのを何度か見たことがあります。自分もドラッグを勧められるかもしれないので、今回の講話を忘れず気を付けて生活しようと思います。