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★菊女 ガールズ短歌集 2016 ( 一年生 )

★ Kikujo ガールズ短歌集 第三弾は、2016年度一年生の作品です。

菊池女子高校ガールズ短歌集2015、第二弾! 2014年の作品は見ていただけましたでしょうか。作品の一部を、校門前に掲示しています。時々、立ち止まって読んでくださっている方を見ると、私たちはとても嬉しくなります。さて、今回第三弾は、2016年度の一年生の作品を出しています。

★☆★   毎年、菊池女子高校では五-七-五-七-七 で気持ちや情景を表現する短歌に取 り組んでいます。授業、学年活動、クラス活 動で生み出された作 品は10代だからこそ詠める感性が散りばめられた、言葉の小宇宙だと思います。

  ※ (作者、学年、科は掲載いたしておりません。また、HP等に出さないでほしいと希望された生徒の作品はここには載せておりません。ご理解いただきますようお願いいたします。)

★ 友達と 笑い合ってる この日常 いつか一生の 宝物となる

★ カサカサに 荒れたその手 今までを 守ってくれた あかしがあった

★ 久々に 友達に会う 笑顔だね 雲一つない 夏空の下

★ 部活終え 日の暮れかけた 空を見る おつかれさまと 自分をほめた

★ あじさいに 目をうばわれて 立ち止まる 母に呼ばれて 急いで走る

★ 地震後の 中学校の 体育祭 少ない練習 百点やれる

★ 玄関で 祖母がまたねと さびしそう それ見た私 悲しくなった

★ テスト前 机の上には 参考書 やる気だけなら あるはずなのに

★ 「大丈夫」 友達からの 一言が 私をいつも 励ましてくれる

★ 帰り道 いつも見なれた 山の峰 今日もいつもの 日が落ちていく

★ ありがとう いつも一緒だった 十五年 いつも隣で 笑ってくれて

★ 家のたな 卒業アルバム ぽつんとね ふと思いだす 中学時代

★ 夏の朝 かえるの声が 鳴りひびく 今日も雨かと 気分は沈む

★ 怖かった 熊本地震 思い出す 遠い世界に なりつつあるよ

★ 先輩と 日本一目指し 竹刀振る 試合に向けて 努力の花咲く

★ 眠い授業 周りはウトウト 夢の中 チャイムがみんなの 目覚まし時計

★ 夏休み 宿題多くて ああ大変 やろうやろうと 明日へまわす

★ どきどきで 扉を開けた 新学期 期待を胸に 前へと進む

★ 四時間目 先生の声こもり歌 チャイムが鳴るまで おやすみなさい

★ 静かな夜 地面から響く 恐怖の音 二日続いた 悲劇の時間

★ 夏が来た 冷たいアイス ひとかじり あたまがキーンとなっちゃう季節

★ 雨の中 傘をさそうが ぬれている 晴れの日を望んで いてもやまない

★ 行きたくない 朝起きるのが つらすぎて 眠い目をこすり 今日も五時起き

★ 忘れない あの日あの時 あの時間 みんなの笑顔 涙に変わる

★ 夏花火 きれいに夜空を 舞っている みんなの心も 舞い踊るかな

★ 久しぶり 友達と会う バス待ちで 君の笑顔は あの時のまま

★ 金曜日 やっと終わった 一週間 明日から 目覚まし切って 寝坊だ

★ 登校中 大雨が降り 水びたし 全身ぬれて 冷たい制服

★ 森の中 一人お散歩 虫に合い 幼少期の 私思いだす

★ 夏の空 輝く星が キラキラと 輝いていて とってもきれい

★ 大雨が 過ぎた後には あの空に 虹がかかると 信じて待つ

★ 家を出て 靴下ぬらし バスを待つ いつやむのかと心で思う

★ 梅雨半ば 雨風荒れる 水かさ増し 母の実家を 心配している

★ 夏の日は あつくてだるい いやになる あせもひりひり みにしみわたる

★ いい天気 そんな日猫は のんびりと 届け出さずに 外へお出かけ

★ 友達と 出会いと別れ かなしみと あらたな出会い うつくしきかな

★ 夏の夜 舞い散る花火を ゆかた着て 見つめる友の 瞳輝く

★ 授業中 先生の声 聞きながら 薄れていくのは 私の意識

★ 六月は 雨が多くて 梅雨の日が 早く過ぎ去り 晴れてほしい